豪華なマイホーム

終の棲家はマンションがいいのか一軒家がいいのか

家は高い買い物となることから、終の棲家として考えることが多いです。自分が健康なうちはさほど考えることはないのですが、子供が大きくなり独立したことをきっかけとして、終の棲家として一戸建てが良いのかマンションが良いのか悩むこともあります。

マンションと一戸建てのどちらが終の棲家として適しているのかは、その人が高齢になった時にどのようなことを求めるかで異なります。マンションには管理する人が常勤していることが多く、荷物運びなどを手伝ってもらうことも可能です。さらに車いすで生活をするようになった場合もエレベーターで移動をすることが可能で、マンションによっては1階部分にコンビニエンスストアやクリーニング店が入っていることもあります。また立地の良さから病院も近くにあることが多く、緊急時にはすぐに診てもらうことが可能です。修繕関係も月々積み立てているので自分で直す必要はなく、業者に依頼することもありません。

一戸建てでは地域と関わり合いを持つことにより、安全確認をしてもらうことができます。少しでも顔が見えないと心配してもらえるなど、人と人との触れ合いがあり、孤独に感じることは少ないです。生活のしやすさでは一戸建てをリフォームする必要があり、介護しやすい環境を作らなくてはなりません。すべて自分で行わなくてはならず、スーパーなどから遠い場所に家がある場合はタクシーを利用する、他の人の手を借りる必要があります。ですが庭がある場合は庭の手入れをすることができ、四季を感じながら生活をすることができます。

マンションも一戸建てもメリットとデメリットがあり、どちらが良いかは答えは出ません。これは人間関係が煩わしいと感じる人もいれば、そうでない人もいるからです。マンションでは利便性は良いものの人間関係は希薄であり、人と接することが好きな場合は寂しく感じることもありますし、逆に一戸建ては近所の人の目が気になることもあり、一人になりたいと思うこともあります。

自分がどうありたいかによって終の棲家は異なってきますが、年齢とともに人間関係が恋しいと感じることが多くなる傾向があります。マンションに住んでいる場合は、できるだけ多くの人と接することができるよう、サークル活動を行ったり、高齢者の集まりに積極的に参加をしたりするようにします。一戸建てでは人間関係でトラブルが発生しないように配慮し、困ったことが起きた場合はすぐに助けを求められるような人間関係を築いておくようにするのがポイントになります。